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「働き方改革」先取りした土屋公三氏、40年来の3KMが脚光
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モーレツの時代は遠く過ぎ去り、しなやかな生き方が求められるようになっている昨今、
政府は『働き方改革』という言葉で労働の在り方を問い直す動きをしている。
働くことへの問題意識を抱き続け、40年以上前から会社・家庭・個人の調和と発展こそ労働の意味だと唱え続けてきたのが、
住宅メーカー、土屋ホーム(現土屋ホールディングス)創業者の土屋公三氏(76)。
土屋氏は、「働き方改革は自らの生き方を改革すること」と時代がようやく追いついてきたことに意を強くしている。
土屋氏が働き方や生き方の思索を深める原点になったのは、札幌市内の商業高校卒業後に受験した松下電機産業への入社が
叶わなかったことが発端だった。
その後、段ボールのレンゴーに入り若くして労組幹部になったものの、労組方針に違和感を持ち追われるように退職。
仕事のあてもなく仕方なく北海道神宮に参拝する日々。そこでお告げのように聞こえてきた声をもとに始めた住宅事業。
1人で創業し、結婚、そして障害を持つ長女の誕生。会社は成長するが家を売る社員たちの家庭を顧みない働きぶりへの
罪悪感―難局に直面してもモチベーションを維持し、乗り越えていくためにはどんな考え方と行動が必要なのか。
こうした土屋氏の前半生からアウトプットされたのが『3KM』という働き方だった。
個人の生きがい、家庭の幸せ、会社の繁栄を手にするために誰もが持っている潜在能力を引き出し、
自らが立てた人生設計に沿って自己成長に努めるというもの。個人、家庭、会社の頭文字の3Kと一人ひとりが目標(Mark)を持ち、
それを管理(Management)し、実現に向けた意欲(Motivation)を引き出す3つのMを合わせて3KMと命名した。
高度成長の時代だった1970年代に今の『働き方改革』に繋がる生き方を導き出していた。
ただ、働き方改革にしても3KMにしても、そこに模範回答があるはずもない。
自分の人生をどう生きるかは自らがプログラムする以外にないからだ。その際にどう目標を立てればよいか、
どう実践していくかのヒントになる考え方はある。土屋氏が40年来にわたって実践してきた意欲開発プログラムの3KMはその一つで、
いわば働き方改革、生き方改革のプラットフォームのようなものだ。