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2大観光地 客足に差 名古屋
読売新聞 2016年12月18日
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
飼育する鳥が高病原性鳥インフルエンザに感染した名古屋市千種区の東山動植物園で、
動物園の休園から18日で1週間が巡る。入園者が増える年末年始を直撃したウイルスを
封じ込めようと17日も防疫作業が続き、環境省の調査チームも園内に入った。動植物園
の担当者は「これ以上の殺処分を食い止め、一日も早い動物園再開を目指したい」と懸命だ。
「2歳の娘に、いろんな動物を見せたかったのに」
大阪府八尾市の会社員安村智之さん(31)は休園と知らずに家族で訪れた。「開いてい
る植物園を回ったけれど、冬だから花も少なく、寂しかった」。休園した11日から17日まで
の入園者は計1740人。昨年度は同じ時期に3万5140人が訪れており、20分の1に激減した。
来年のえと・酉とりにちなみ、動物園では鳥の飼育員による「アニマルトーク」を来年1月2、
3日に予定していた。鳥の生態を学ぶ企画も練っていたが、すべて白紙に。動植物園の石川
恭之さんは「ほかにも案があったのに。家族連れが多い冬休み期間中の休園は痛い」と残念
がった。
動植物園には「頑張って早く再開して」「殺処分はできるだけしないで」といったメッセージが、
メールや電話などで相次いで寄せられているという。
同省の野鳥緊急調査チームは17日、防疫体制を確認した。死んだコクチョウなどがいた
胡蝶こちょう池と古代池の水を採取して調べるという。動植物園は胡蝶池の水の塩素消毒を
検討しているが、チームからは「ウイルスは日光でかなり減る」とアドバイスを受けたという。
チームは、さらに鳥を隔離している動物病院や検疫棟も見て回り、「小さな穴も塞いでほし
い」と園に求めたという。
一方、市内のもう一つの人気スポット・名古屋城は、東山動植物園と明暗を分ける格好と
なっている。
先月18日に城内に看板を設置して以降、コンクリート造の現天守閣が「震度6強の地震で
倒壊・崩壊する危険性が高い」と入場者に注意を促しているが、今月17日も大勢の観光客
でにぎわった。市は「看板の影響は少ない」とみる。
名古屋城総合事務所によると、看板を立ててから今月14日までの入場者数は約11万人。
昨年同期と比べて約1万人減っているが、担当者は「天気などの影響もあるだろう。設置が
減少につながったとは考えていない」と言う。
昨年度、174万人が訪れた城ではさらに観光客を呼び込もうと、31日深夜から来年1月
1日朝まで年越し営業し、天守閣から初日の出を見るイベントも予定している。ただ、耐震性
の問題が解決していない中だけに、市幹部の一人は「熊本地震の本震は未明に起きた。入
場者の安全が気がかりだ」と話す。
東山動植物園は17日、絶滅危惧種のシジュウカラガン1羽が死んだと発表した。動物病院
に隔離して飼育していた。9日と、死んだ後に行った簡易検査でともに陰性だった。同園に4羽
いたシジュウカラガンはすべて死んだ。