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社説
大阪万博の誘致 思惑ばかり先走っても
毎日新聞 2016年10月17日
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2025年国際博覧会(万博)の大阪誘致に向けて、政府が前向きに検討を始めた。
関西の経済界は巨額の費用がかかることに難色を示している。資金集めは容易で
はないだろう。20年東京五輪は当初見積もりから大幅に経費が膨れ上がっている。
万博も同じようになるおそれはある。
夢洲は大阪市が誘致しようとした08年夏季五輪の選手村予定地だった。しかし、
北京に敗れ開発は遅れている。
夢洲にはカジノを含む統合型リゾート(IR)も計画されている。ギャンブル依存症が
指摘されるカジノの解禁に慎重な意見は多い。万博と絡めた構想としては問題がある。
万博の誘致は、松井一郎大阪府知事が代表の日本維新の会が中心になって求め
てきた。安倍政権には憲法改正を見据えて維新と連携を強めておきたいという思惑も
ありそうだ。だが、万博を政治の取引材料に使うべきではない。
高度成長期の1970年の大阪万博は記憶に強く残るが、「夢よもう一度」とばかりに
思惑が先走っての議論は避けるべきだ。大阪府は近く、基本構想を政府に提出する。
21世紀の万博にふさわしい基本理念や事業計画を示せるのか見極めたい。