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名古屋城、木造復元に賛否=「本物」天守閣に400億円?市長構想、経済効果疑問も
社会(時事通信)2016 年 1 月 3 日 15:00 JST
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尾張名古屋は城で持つ。名古屋市の中心に建つ名古屋城をめぐり、河村たかし市長が
打ち出した天守閣の木造復元構想が論議を呼んでいる。コンクリート造からの建て替え
費用は、市の見積もりで最大約400億円。文化的価値や経済効果をうたう市長に、市民
からは必要性や実現可能性を問う声が上がっている。
名古屋城は戦時中に焼失し、再建から半世紀以上がたつ。老朽化に加え耐震性に問題
があり、市は木造復元案のほか、約29億円で耐震改修する案も検討してきた。
河村市長は「城は市のシンボル。寸分たがわぬ復元を」と訴え、訪日客が増える東京五輪
前の完成を目指す。2015年度9月補正予算に調査費3500万円を計上。「本物」の復元で
入場者は現在の年165万人から2倍となり、年100億円の経済効果を生むとして、「市民
一人一人がもうかる」とばら色の未来を描く。
これに対し、市民には困惑が広がる。住民説明会では、「文化遺産になる」「孫に本物を見
せたい」と賛同する声の一方、「財源はどうするのか」「人命に関わる事業が優先」との批判も。
市は財源として補助金や寄付のほか、市債や市税を挙げるが、保育士の女性(44)は「そん
なお金があるのなら、保育園がいくつも造れる」と首をかしげる。
名古屋城
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