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そこが聞きたい・三菱地所代表取締役専務執行役員 合場直人氏20140730建設通信
URLリンク(blogs.yahoo.co.jp)
【ビル事業グループの狙いは?/「常盤橋」の価値 根本的に変える】
三菱地所は、コア事業であるオフィス事業のさらなる強化に向け、4月1日付で事業グループを改編、分散していたオフィスビル関連機能をビル事業グループに集約した。
このうち主に開発機能を管掌する合場直人代表取締役専務執行役員は、「これから確実に働き方は変わる。ビルの造り方、空間のあり方も根本的に変わっていくのではないか」と見通す。
都市間競争が国際的に激化する中で、「大丸有を世界で一番美しい街にしたい」と意気込む合場氏に、今後の事業展開を聞いた。
今回の事業グループ改編について、「ノウハウを集約することで開発力を向上させ、事業全体の価値向上につなげる」ことが目的とした上で、
「共通の意識を持った“ワンチーム”として取り組む」と語る。
特に力を入れるのが常盤橋街区の開発だ。
「従来とは違った価値観でまちづくりができないか、新しいチャレンジができないだろうか」と、専任の「常盤橋開発室」を新設。
「この場所を大きく鳥瞰すると日本橋や八重洲、大手町などの中心にあり、まさに新しい東京駅の“駅前”が生まれる。
その象徴的な使われ方ができる革新的なビルをわれわれ開発チームが造ることによって、この街区の価値を根本的に変えていきたい」と力を込める。
大手町連鎖型再開発の第4次事業に位置付けられた、この街区開発は、地下にある下水道ポンプ場などの社会インフラの更新を含め、
完成までには「十数年くらいかかる」という息の長いプロジェクトとなる。
その間「働き方は大きく変わる。企業のあり様も変わるかもしれない」と見通しつつ、「その場所にいることでどれだけ生産性が上がり、どれだけの価値を生みだすのかということが、
本質的な価値であり、その価値の対価として賃料をいただく」「より価値を生みだす、より高度な意思決定ができる場というように、
その場の価値を高めることで坪いくらといったような相場の概念を変えていければ」と、今後のビル事業の方向性を示す。
「都市の国際競争力とは、その都市で生み出される『知』の質と量の総和」であり、「価値を生みだす手段として空間があるのであって、
さまざまなまちづくり組織を通じたエリアマネジメントにより街の価値を高めるところまでやらないと、本当にわれわれが提供すべき本質的な価値の実現から離れていってしまう」ときっぱり。
こうした思いは大丸有での開発にも通底する。
「これほどポテンシャルのある場所はない。この街に来れば人々の活動がもっと活発になって、いろいろな価値が生まれてくる。
そういう本当に美しい街を目指していこう」と開発チームには呼び掛けている。
2020年の東京五輪開催を「東京、日本の魅力を世界に発信していく大きなチャンス」ととらえる。
新丸の内ビルで取り組む「EGG JAPAN(日本創生ビレッジ)」は、日本に進出する海外企業や世界展開を目指す日本の中小ベンチャー企業などの事業展開を支援するものだが、
既に上場を果たした企業も5社誕生した。
「ここで成長して羽ばたいて、もしかしたら丸の内のアンカーテナントになってくれるかもしれない。そういうストーリーを描いている」
他方、建設コストが上昇する中で、「こうでなければならないという従来の考え方の中にオーバースペックになっている部分があるかもしれない。
受注者側と深く会話することによって少しでも合理的にコストダウンにつながるような造り方を考えていきたい」とも。
(あいば・なおと)1977年3月小樽商科大商学部卒、同年4月三菱地所入社。
2007年4月執行役員ビル開発企画部長、10年4月常務執行役員ビルアセット開発部・都市計画事業室担当、
12年4月同ビルアセット業務部・街ブランド企画部・美術館室・ビルアセット開発部・都市計画事業室担当、
13年4月専務執行役員、同6月代表取締役を経て14年4月1日付で都市開発一部・都市開発二部・丸の内開発部・常盤橋開発室・開発推進部担当。
東京都出身。54年9月26日生まれ、59歳。