15/05/25 15:51:53.05 dwzCe/yu.net
>>157 (続き)
《三菱地所名古屋支店ビル事業課・出雲隆佑さんの話》
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■ビルヂング 名駅前を潤す
4月に上棟式を終え、11月のオフィスなどの入居に向け、工事は最終段階です。
新しい大名古屋ビルヂングのイメージは「緑の丘の上に立つ大樹」。敷地には緑あふれる憩いの
広場をつくり、5階にも数十種類の木を植えて、屋上庭園をつくります。日射を遮るフィンをビル外
壁にランダムに配置しているのは、葉の重なりや幹のザラザラした肌触りをイメージしたから。緑
の少ない名駅前に、潤いと安らぎを与えたいと考えました。
東海圏でも当社でも初の試みとして、千台規模の機械式駐輪場を整備し、駅前の放置自転車対
策に貢献したいと考えています。
各地で「ビルヂング」という名がついていたかつての三菱地所のビルも、時代が進むにつれて、名
称を改めてきました。でも、大名古屋ビルヂングはそのままの名称を継承することになります。半
世紀にわたって親しまれてきた名前を残してほしい、という地元の方々の強い要望に応えた結果
です。
新しい大名古屋ビルヂングも名古屋の顔として、50年、100年と長く愛していただけるビルを目指
します。
《「巨大高層建築の謎」などの著者 1級建築士・高橋俊介さんの話》
■厳しい技術基準 地震国の知恵
建設中のビルは、ニョキニョキと自由に空に向かって伸びているように見えますよね。デザインも
いろいろで、アートのようです。
実際は航空法や電波法、建築基準法と、多くの法規制があり、高さ60メートル超の高層ビルには
国土交通大臣による構造の認定も必要です。多くの制約の中で安全性や機能性だけでなく経済性、
合理性まで追求した努力と知恵の結晶なのです。
日本初の超高層ビルは、1968年完成の東京虎ノ門の霞が関ビルです。このビルに注ぎこまれた
最先端技術の多くが、今もビル建設に生かされています。建物が変形することで揺れを吸収する柔
構造もその一つ。柱や梁(はり)、外壁をつり上げるタワークレーンもこの時に採用されました。
建設中のビルでは、いつのまにか最上部で作業していますが、これは、クレーンが自分で上に伸び
ていくのです。まずは台座を柱や梁に固定。周囲の鉄骨が高く組み上がっていくと、マストと呼ばれ
る支柱を上に伸ばし、台座を上部で固定。そこをクレーン部が上がっていき、尺取り虫のようにせり
上がります。
ビル完成後は、一回り小さな子クレーンをつり上げてから、親クレーンは小さく分解され、子クレーン
で下ろします。子はさらに小さな孫クレーンをつり上げ分解。3世代くらいリレーして、最後は工事用
エレベーターで下ろせるくらいまで小さく分解します。操縦席にはトイレ付きもあり、作業者は一日中
降りてこないこともあります。
名古屋の各ビルを含め、最近は外壁にガラス面を大きくとるのがトレンドです。高層ビルに使う建設
材は特に頑丈で、柱が少なく大きな空間の部屋が作れます。採光に優れた開放的なガラスの外壁は、
高層ビルの利点を生かした形です。
地震国日本は、高層ビルの建設に向いているとはいえません。その分、厳しい技術基準があり、地震
の少ない米東部などのビルと比べ、柱が太かったり、強度の強い素材を使います。寿命も100年以上
と考えていいでしょう。