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伊藤郷平(元・愛知教育大学学長、岡崎市名誉市民) 『中京圏』
「中京」は名古屋市の別称で、東京と京都(西京)の中間にあるところからいう。
名古屋市の経済・文化の影響力の強い圏域をさし「名古屋大都市圏」ともいわれる。
名古屋市を中心に、一日周期の通勤圏、購買圏を指標として画定される範囲である。
具体的には金山橋を中心に半径40キロの圏域で、外周は岡崎市、岐阜市、大垣市、
多治見市、四日市市を結ぶ線で囲まれる内側地域であるが、その形態はかならずしも
幾何学的な円形ではなく、主要な鉄道・道路など交通網との関係で不規則なヒトデ状円形
になっている。圏域は、愛知県では東三河地方を除く尾張・西三河地方、岐阜県では
飛騨地方を除く東西美濃地方、三重県では中南勢地方を除く北勢地方を含み、
人口約800万(1980)、その規模の大きいことでは京浜・京葉地域、京阪神地域に次ぐ
わが国第3の大都市圏である。
※伊藤郷平編著 『中京圏』 (大明堂) は、同氏の退官を記念し愛知教育大学が中心と
なってこれまで精力的に研究をすすめて来た、中京地域の都市と都市圏研究の集大成とも
いうべきものである。