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12日のニューヨーク株式市場でアメリカのIT大手アップルの株価が上昇し、取り引き時間中に一時、企業の価値を示す時価総額がマイクロソフトを抜いて再び世界1位となりました。iPhoneの基本ソフトへの生成AIのシステムの導入などで売り上げが伸びることへの期待が背景にあります。
12日のニューヨーク株式市場では、この日、発表された消費者物価指数の伸びが市場の予想を下回り、アメリカの長期金利が低下したことをきっかけに、ハイテク関連銘柄を中心に買い注文が増えました。
中でも、アップルの株価は大幅に値上がりし、前日の終値と比べた上昇率は一時、6%を超えました。
その結果、企業の価値を示す時価総額は取り引き時間中に一時、マイクロソフトを抜いて再び世界1位となりました。
アップルの株価の終値は前日に比べて2.8%の上昇で、終値での時価総額はマイクロソフトがアップルを上回りました。
アップルは10日、iPhoneなどの基本ソフトの最新モデルに生成AIのシステムを導入することや、生成AIの開発をリードするオープンAIと提携し、ChatGPTを利用できるようにすることなどを発表していました。
アップルの株価は、発表当日の10日は1.9%の下落となったものの、翌日の11日にはiPhoneなどの買い替え需要が高まって売り上げが伸びることへの期待を背景に、一転して7.2%の大幅な上昇となっていました。
2024年6月13日 6時22分
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