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Bree Fowler (CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2024年06月11日 07時30分
カプチーノとクロワッサンがあれば、おいしい朝食になる。しかも無料だとしたら、なおさらそうだろう。しかし、個人情報やプライバシーを犠牲にするだけの価値はあるだろうか。
消費者向けのウイルス対策や仮想プライベートネットワーク(VPN)といったデータプライバシー製品を提供するSurfsharkは、その問いに対する答えを確認したくなった。
そこで、同社は米国時間5月30日朝、ニューヨーク市にある高級カフェを借りた。時折困惑した表情を浮かべながら入店した客たちは、現金やクレジットカードで支払う代わりに、個人情報の一部を提供するよう求められた。
カプチーノやラテの代金はメールアドレスで、エキゾチックなシングルオリジンのハンドドリップコーヒーの場合は住所が求められた。
アボカドトーストやキヌアサラダなどのフードメニューの代金は、クレジットカードのセキュリティコードだ。それらの情報はカードに書かれ、レジ係に渡されたのち、即座にシュレッダーにかけられた。
もちろん、けげんな表情を浮かべる人もいたが、こうした情報と引き換えに「無料」で何かを手に入れるチャンスに飛びついた人が大半だった。
もしかしたら、こうしたデータを個人情報とはみなしていなかったのかもしれない。このテスト結果は、食料品店で割引を適用してもらうために電話番号を教えたり、
お気に入りのレストランでポイントをためるためにメールアドレスを教えたりといった、多くの人々が日常的に行っている行動を反映している。
しかし、一見無害に思えるこれらの行動は、後で重大な結果を招く可能性もある。企業が収集したデータが、詐欺目的で悪用しようとたくらむサイバー犯罪者に盗まれたり、
データブローカーに売られて、彼ら自身の利益のために使用されたり共有されたりといったこともあり得るからだ。いずれの場合も、個人のデジタルプライバシーの残った部分が、少しずつ削り取られていくことになる。
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