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日医工は8日、2022年9月末で債務超過に陥ったようだと発表した。子会社の米セージェント社が想定していた収益を確保できない見通しとなり、グループの有形固定資産や無形資産、のれんについて減損損失を計上する。損失額は14日に発表予定の22年4～9月期連結決算（国際会計基準）で開示する。
セージェント社は製造ラインの再開が遅れ、バイオ医薬品の後発品（バイオシミラー）の開発に係る工場が停止している。減損対象となる同社資産の総額は6月末時点で636億円。日医工の6月末時点の自己資本比率は4.6%で、非支配持ち分を除く資本合計は122億円だった。
日医工は不適切な製造方法の発覚で富山県から業務停止命令を受けるなどして、22年3月期に1049億円の最終赤字を計上。5月に私的整理の一つである事業再生ADR（裁判以外の紛争解決）を申請しており、事業の立て直しに向けて続くメインバンクの三井住友銀行や北陸銀行などとの協議への影響も避けられない。
□【日医工】[4541]株価/株式 日経会社情報DIGITAL | 日経電子版
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2022年11月8日 19:00
日本経済新聞
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