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[東京 28日 ロイター] - 総務省が28日に発表した9月の完全失業率(季節調整値)は2.6%で、前月から0.1ポイント悪化した。感染症の落ち着きなどを受け、より良い条件の仕事に就くための自発的な離職が増えた。一方、厚労省が発表した有効求人倍率は1.34倍と、前月に比べて0.02ポイント上昇した。
ロイターがまとめた完全失業率の事前予測は2.5%だった。
男性の失業率は2.8%、女性は2.4%で、ともに前月から0.1ポイント上昇した。
就業者数(季節調整値)は6743万人で前月に比べ13万人増加。
完全失業者数(同)は183万人で、前月に比べて8万人増加した。内訳では「自発的な離職(自己都合)」が4万人増加。「非自発的な離職」、「新たに求職」はともに前月と同数だった。
休業者(実数)は194万人と、前月に比べて74万人減少。このうち「宿泊業、飲食サービス業」と「教育、学習支援業」がそれぞれ13万人減少した。前月に比べて新型コロナウイルスの感染者数が減少したことが背景にあるとみられている。
<有効求人倍率は引き続き改善>
有効求人倍率は9カ月連続で上昇し、2020年3月以来の水準に持ち直している。
有効求人倍率は求職者1人当たりに企業からの求人が何件あるかを示す。有効求人数(季節調整値)は前月に比べて0.9%増、有効求職者数(同)は0.8%減となった。
9月の新規求人数(原数値)は前年同月比9.8%増加した。産業別では「宿泊業、飲食サービス業」が同29.5%増で、宿泊業は水際対策の緩和や全国旅行支援の開始を前に利用客増加を見込んだ求人が増えた。
このほか「生活関連サービス業、娯楽業」が同22.3%増、「卸売業、小売業」が同12.7%増となった。
2022年10月28日8:55 午前
ロイター
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