22/06/26 19:47:45.89 LHPO0hYi.net
高付加価値な製品ばかり作っている日本企業が実際の価格付けでそれを実現できないメカニズムをこの記者は研究した方が良い。
例えば、この数年有名になった半導体洗浄用の超高純度なフッ化水素、日本企業の独壇場らしいが、この製品がないと半導体は製造できないにもかかわらず販売価格は百億円台程度らしい。
最大手のステラケミファに対抗して森田化学などが追いかけていて、凄い製品にもかかわらず独占的な価格付けができていない。
潰し合いの価格競争を避けようと、数社で価格を高めようとすれば価格カルテルだとWTOに提訴したり、米国の独禁法違反で訴えられたりする。
先進国になればなるほど、1産業1社体制でコストプッシュが比較的簡単に行われるが、正常な競争社会である日本では独占的な価格付けができない。
超高純度フッ化水素に限らず、日本が世界へ輸出する高機能、高品質製品は、他国にまねできない高付加価値製品でありながら、正常な競争社会であるため売価の叩き合いが行われやすい。