22/06/02 21:57:48 kkMAzvJI.net
会社を追われた人たちが技術流出の担い手となったとよく言われますが、液晶技術の流出は
1990年代からもう始まっていたと思います。サムスンとシャープは亀山工場ができる前から
技術交流をしていました。
韓国に出張に行ったらシャープの上司が現地でいろいろ指導していました。日本の部材メーカーの
技術者もよくサムスン社内で目にしました。シャープは市場投入するパネルのサイズをよく
読み誤って在庫を抱えたりして損失を出していました。それをリカバーするために韓国や台湾、
中国に行って技術のライセンス供与をして穴埋めしていたこともありました。
2000年に入ってから中韓勢が急速にキャッチアップしてきたわけではなくて、彼らが成長する
素地はもうできていて、堺工場ができた当時は目と鼻の先ぐらいまで迫っていたわけです。
今では中国が韓国の人材を引き抜いています。韓国LGディスプレイから中国に多くの人材が
流れている印象です。中国でパネル最大手になった京東方科技集団(BOE)にはLGが、
華星光電(CSOT)にはサムスンの出身者が多いです。中国企業の開発リーダーが韓国人
ということも珍しくありません。