22/04/27 17:17:58 CAP_USER.net
27日の東京株式市場で日経平均株価は反落し、前日比313円48銭(1.17%)安の2万6386円63銭で終えた。終値ベースで12日以来約2週間ぶりの安値となった。前日の米株式市場で主要株価指数が大幅安となった流れを受け、東京市場では運用リスクを回避する売りが優勢となった。寄り付き直後に下げ幅は一時600円を超えた。
前日の米株式市場ではハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数が4%近く下げるなど、主要株価指数が下落。中国の都市封鎖拡大の可能性が高まり、世界景気の減速やサプライチェーン(供給網)が混乱するとの懸念が強まった。26日に決算発表したネット検索のアルファベットが時間外取引で大幅安になったことも投資家心理の悪化につながった。
その後は下げ渋った。米株価指数先物や中国・上海や香港の株式相場が高く推移したことが支えとなった。週内の米ハイテク大手の決算発表を見極めたいとの見方も多く、売り急ぐ動きは限られた。
東証株価指数(TOPIX)は反落し、17.75ポイント(0.94%)安の1860.76で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で3兆9994億円と4日の市場再編以降で一番多かった。売買高は16億5561万株だった。TOPIXの構成銘柄の浮動株比率の見直しに絡む売買も膨らんだ。東証プライムの値下がり銘柄数は1198と、全体の7割弱を占めた。値上がりは600、変わらずは40銘柄だった。
前日に決算発表したファナックが下げた。キッコマンも決算発表をきっかけに午後に急落した。トヨタや東エレクも安い。一方、第一三共やアサヒ、郵船など大手海運株は買われた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
2022年4月27日 15:31 (2022年4月27日 15:44更新)
日本経済新聞
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