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なぜ,阪神・淡路大震災は大災害となったのか?
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【理由②】 大災害の警告を各自治体が黙殺したこと
実は,阪神・淡路大震災前から,地震学者は地震を警告していたといいます。
1972年には,大阪市立大と京大のチームが,「神戸と地震」と題した報告書をまとめ,神戸に都市直下地震が起こるおそれを指摘していました。
神戸新聞は,一面トップで「神戸にも直下地震のおそれ」と警告していました。
神戸新聞は1974年,1980年に大きな紙面を割き,かなり力を入れて警告記事を書いていました。1974年の紙面には,危険区域の予想図も掲載されており,予想図は,実際に被災した地区とまったく同じであったといいます。
ちなみに,東日本大震災においても,地震学界が巨大地震が発生すると警告し,福島原発の安全を審査する委員会でも869年の大震災の再来が考えられるという指摘があったにもかかわらず,政府も責任諸官庁も,福島県も東京電力もそれを無視していたという事実を付しておきます。
●兵庫県や神戸市が警告を黙殺したのはなぜか?
「震度6を超える可能性もある」という警告は,「震度6に対応できる費用が無いから」という理由で捻じ曲げられたそうです。
また,水道管の耐震化工事よりも,神戸空港建設費に予算が使われました。
当時,水道管の大半は継ぎ手部分が弱く,震度6に対応できる耐震管は1970年代に登場したばかりでした。神戸市の場合は,3000キロメートルを超える総入れ替えが必要であり,3000億円超,後の神戸空港建設費に相当する額が必要でした。