22/03/01 20:34:37.86 yqksypSr.net
>>613下 >>316
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MRAMの研究開発は同大の大野英男総長や遠藤氏が先頭を走ってきた。両氏は2008年ごろに実用化への研究を始め、12年に企業との連携拠点を開設し、遠藤氏がセンター長を務める。18年には同大発スタートアップのパワースピン(仙台市)を創業した。
「スマホやサーバーでMRAMが使われるのは30年ごろ」。遠藤氏がこう見立てているのは、自身がこれまで携わった研究開発における2つの経験に基づいている。
1987年に入社した東芝で、現在スマホやパソコンの記憶装置として使われるNAND型フラッシュメモリー事業の立ち上げに参加。 「最初からハードディスクドライブからの置き換えを目指していた」ものの、実際にパソコンで使われだしたのは20年近くたってからだ。まずデジタルカメラ用やデータ持ち運び用の記憶媒体として普及した。...
もう一つは フラッシュメモリーの3次元化だ。東北大に移った後、00年ごろに記憶素子を積み重ねる研究を発表したが、当時は「学者のお遊び」と言われた。20年たった今、微細化による技術革新が停滞する半導体において、この技術は面積当たりの記憶容量を増やすうえで欠かせないものになった。...