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脱炭素時代の半導体に勝機 天野浩・名大教授に聞く
URLリンク(www.nikkei.com)
ーー量産にはまだ時間がかかりますか。
「技術的には安心して使ってもらえるところまて来た。製造技術もあるが、残った調題が事業化の担い手を見つけることだ」
「長年一緒に研究する大手電機メーカーは多いが、ビジネスとなると話が違うらしい。量産には数百億~1000億円の投資が必要とあって、なかなか前に進まない。昔と比べて日本企第はリスクをとらなくなっている側面もある」
ーー日本政府が世界最大の半導体受託製造会社、台湾積体電路製造(TSMC)を4000億円の補助金つきで誘致します。こちらはシリコンです。
「それに比べれば(GaN)は安い投資だと思う。競争力のあるEVを開発するには、 GaNのパワーデバイスを使うと差異化も容易だ。電力喪失が小さいえ、デバイス自体が小さいのでシステム全体を小型
軽量化できる。大幅なコストダウンが可能だ」
ーー中国も化合物系の素材に注目していると言います。
「米欧も取り組んでいる。それらが何年も追いつけないほどのノウハウが日本にはあると思う。日本は材料分野に強みがある。シリコンでは台湾や韓国、中国との競争が激しく、今から巻き返すのは難しい。後追いをするより、GaNの新市場で先行したらどうか。GaNを含め、化合物系の半導体はシリコンを使う半導体の1000分の1程度しか市場規模がない。せっかくの好機でもあり、国内企業の手で世界に広げてもらえたらありがたい。昔のようなアニマルスピリッツに期待している」