21/03/10 02:59:41.92 c/tTE8I2.net
ケンウッドってバブルの頃は自社工場持ってなくって、やっていたのは企画と製品デザインだけいう話だった。
あの頃、生産は当時アイワに委託していたって話をアイワの技術者の人に直接聞いたことがある。物はウチで作ってますって。
それ以前はトリオという名で無線機器をやっていた会社がAV機器向けにKENWOODというかっこいいロゴのブランドを立ち上げ、
音の実力はともかく当時のAV機器としては際だってスタイリッシュなデザインでまとめられた製品だったのを覚えている。
でもやっていたのは企画・デサインだけ。生産は外部委託。
そのデザイン戦略はひとりの部長が先導した、という話だった。そういう戦略を任せられた経営陣も、いい度胸してたんだろうと思う。
結局AV機器向けだったブランド名は本体のトリオを飲み込み、後に社名自体がKENWOODになってしまう。
しかもビクターすら吸収合併してしまっている。
バブル時期のパイオニアもKENWOODと並ぶスタイリッシュなデザインの大手AV機器メーカーだったが、
今さらながら一体何処で道が分かれたんだろうな、と沁みじみ思う。