19/09/07 10:53:52.16 pvs/Ek8+.net
でも、人間労働力は再生産のコストがけっこう高くつく。
まず、人間労働力人口が減少しない人口水準に保つ再生産費用が必要。
そのためには労働者が恋愛して結婚して家庭をもって子供を設けて
その子にAIと競争できる程度の高い水準の教育を獲得させる必要がある。
企業は労働者への賃金としてこれらを負担しなければならない。
そうしないと生産年齢人口がどんどん減っていくことになる。いま日本はここ。
AIやロボットは開発コストおよび初期学習コストは高いが、
それらをいったん獲得してしまうと、容易にコピーできてしまう。
複製体を量産できる。
しかし同じことを人間労働力でやると、教育費用や情報伝達費用が莫大になる。
単純労働者までは人間労働力のほうが安上がりという公式が成り立ったかもしれないが、
それもなりたたなくなるだろう。
単純労働にしても、現在成り立っているのは、国際間の経済格差による費用比較優位だ。
つまり、開発途上国の労働者は安く雇えるという比較優位が働いているにすぎない。
これはいつまでも続かない。