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2018/05/10
【社会】日本が5000万人国家になるとどうなるか
スレリンク(bizplus板)
人口減は「パラダイムシフト」を起こしてきた
日本の人口は2008年、1億2808万人をピークに減少に転じました。国立社会保障・人口問題研究所は「このままいけば
2053年には1億人を割り込み、2115年には5056万人になるだろう」と推計しています。
国の将来がしぼんでいくようで寂しい印象を受けますが、日本の人口動態を見ると過去にも「縄文後・晩期」「鎌倉時代」
「江戸時代中期」と、3度の人口減を経験していたことがわかります。
いずれも直前には大きな人口増の波があり、それをもたらした要因が失われるか限界に近づくことで、人口減に転じました。
そして、人口の低迷/減少期には必ず、次世代の扉を開く“パラダイムシフト”が起きているのです。
(略
9000万人で人口減は止まる!?
現在は明治以降に始まった人口増が限界に達し、人口減に転じたところです。このトレンドには抗いがたく、
何をしてもすぐには人口増には転じません。人口減の原因は何であり、どうすれば食い止められるのか、
答えが見えているわけでもありません。
(略
2115年に5056万人という推計は、あくまで「このまま何もしなければそうなる」ということで、数字がひとり歩きしている感があります。
そうした中、内閣官房まち・ひと・しごと創生本部は「2040年までに合計特殊出生率2.07を達成すれば、2110年の人口は
9026万人となり、その後の人口を横ばいに推移させることができる」という推計を出しました。
荒唐無稽と言う人もいますが、私は「何もしなければ5056万人だが、手を打てば9026万人までで食い止められる」という数字が
示された意味は、大きいと思っています。つまり我々には、子や孫に残す社会の未来を選択する余地があるということです。