17/07/23 11:44:21.40 WjedrAuz.net
>>87
円高放置と製造業の海外流出は,当時の日銀の白川総裁の失策といえる。
あそこで柔軟に策を打っていれば,今頃日本は順調な経済成長時代を続けているに違いない。
当時の白川総裁がテコでも動かない強情な人物だったので,日銀の策に硬直化が起こった。
要職に就くたった一人の存在によって国中が左右されると言うことを肝に命ずるべき。
あれより少し以前から我が国で日本会議系の勢力が増しつつあり,重要なポストに就くと,お殿様になった気分になって周囲を見下ろし,配下の人々への配慮を怠る存在があちこちに見られるようになった。
民主党時代の元復興大臣が東北を訪れて「これはオフレコだ」と言って居丈高の態度を示したのは記憶に残るところだ。
あの当時は「支援でなく指導だ」という時代の真っ盛りで,それは今もある領域で続いている。
「総理のご意向」とか松井大阪知事の「部下が上司を忖度するのは当たり前」がその象徴だ。
だが,これでは「チェック・アンド・バランス」を保つことができず,誤った判断が繰り返され,組織全体が壊滅的状況に至ることになる。
アベノミクスで何をすればよかったかについては,安倍政権を支持していない身としては明言を避ける。
ただ,はっきり言えるのは,円安誘導から生まれるメリットとデメリットがあり,安倍政権はデメリットへのケアがなかった。
「トリクルダウン」で何とかなるだろうと言う甘い考えに取り憑かれていた。デメリットを被る方面への支援がなかった。
これではどうにもならない。
具体的解決策は述べないが,はっきり言えるのは,「解決策を見いだすのに現場の観察が欠かせない」と言うことだ。
現場を観察し多くの正しい情報を得,激しい協議の末,決定的な解決策をひねり出す。
この実現のために,国民みんなが賢くなり,多くの情報を元に協力的に振る舞えるようになることが重要だ。
その意味で日本国民は進化が必要だが,ネット上の書き込みを見ればこの2,3年の間にかなり進化したことを実感する。
今は大変苦しい時期だが,近い将来この窮状をくぐり抜けることができるのではないかと予想する。