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BCN総研チーフエグゼクティブアナリスト 道越 一郎
2017年05月18日 05時20分
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パソコン(PC)市場の勢いが戻りつつある。約3年ぶりに前年同月を上回るケースが出てきており、売り場にもにぎわいが戻ってきた。
OS(Operating System=基本ソフト)のサポート終了なども影響しているとみられるが、そ
の背景や本格的な市場回復に向けた「処方箋」について、市場調査会社BCN(東京)の道越一郎氏が解説する。
売り場にも「活気」
ビックカメラ有楽町店(東京)では、5階の売り場のほぼすべてで、PCやタブレット端末とその関連機器を展開している。
5月中旬、平日の午後に売り場に出向くと、若い女性からお年寄りまで幅広い層のお客が品定めをしていた。売り場の責任者を務める男性(36)も
「PCの売り上げは長く低迷していたが、今年に入り確実に売り上げは回復してきている。この勢いを維持できれば」と話す。
同店では特に、10万円前後で画面サイズが15~16インチの機種がよく売れている。「高性能を求めるお客は少ない」(売り場責任者)といい、
はがきの印刷や簡単な音楽の編集などを目的に買い求めるお客が中心だそうだ。
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