17/04/25 12:08:45.65 CAP_USER.net
>>1 から続く
2020年終了のWindows 7ではなく、2017年5月終了のWindows 10 バージョン1507
Windowsの製品サポートは、事前に公表されている「サポートライフサイクルポリシー」(途中で変更されることもありますが)に従って粛々と行われます。
2014年4月のWindows XP、2017年4月のWindows Vista、そして次は2020年1月15日(日本時間)のWindows 7の番と考えている人は多いと思います。実は、2017年5月にWindows 10の1つのバージョンがサポート終了になります。
マイクロソフト製品のサポートライフサイクルポリシーは、ビジネス向け製品とWindowsは「メインストリーム最低5年+延長サポート最低5年の最低10年」と認識している人は多いと思います。
既に公表済みの製品はその通りですが、Windows as a Service(WaaS)として提供されるWindows 10の「Current Branch(CB)」
および「Current Branch for Business(CBB)」と、オンラインサービスについては、2016年に発表された「Microsoftモダンライフサイクルポリシー」に従うことに注意してください。
Microsoftモダンライフサイクルポリシーに関するお知らせ
Windows as a Serviceでは、CBBで常に2バージョンのビルドがサポート対象となります。しかし、現在はCBで4バージョン、CBBで3バージョンがサポート対象となっている、いわば“移行期”にあります(画面5)。
CBB向けにWindows 10 バージョン1607が提供されたことで、一定の猶予期間を経て、Windows 10初期リリース(バージョン1507、ビルド10240)のサポートがCBおよびCBBの両方で終了します。その期限が「2017年5月10日」になります。
画面5 Windows 10のリリース情報。CBおよびCBBの1507(RTM)は、2017年5月10日(日本時間)リリースの品質更新プログラムが最後。この一覧から消えるのか、それとも終了日が追加されるのかは不明(赤い線は筆者によるもの)
URLリンク(image.itmedia.co.jp)
当初は2017年3月に終了する予定でしたが、その後、5月まで延期されました。Windows 10 バージョン1507に対するセキュリティ更新を含む品質更新プログラムの提供は、2017年5月10日にリリースされるものが最後になる予定です。
その後も品質更新プログラムを受け取るには、Windows 10 バージョン1511、1607、または先日CB向けにリリースされたばかりの1703にアップグレード(手動アップグレードまたは機能更新プログラムによる更新)する必要があります。
Windows 10 バージョン1507を使用し続けたとして、Windows Defenderのエンジンおよび定義の更新の提供は続くのか、停止されるのかは現時点でははっきりしません。
Windows 10 Version 1507に対するセキュリティ更新プログラムの提供終了
「Long Term Servicing Branch(LTSB)」という、長期サポート版のWindows 10 Enterprise 2015 LTSB(ボリュームライセンス製品)は、Windows 10 バージョン1507と同じビルド10240ベースです。
こちらは、引き続き2025年10月まで品質更新プログラムの提供を含むサポートが継続されます。
セキュリティ更新プログラムガイドの公開
マイクロソフトは最近、毎月のセキュリティ更新プログラムの情報を提供する新しいポータルとして、「セキュリティ更新プログラムガイド」を公開しました。
このポータルを使用すると、対象製品や公開日、重要度、CVE(Common Vulnerabilities and Exposures)番号などでセキュリティ更新プログラムを効率的に検索することができ、サポート技術情報や更新プログラムの手動ダウンロードへのリンクを取得することができます(画面6)。
画面6 「セキュリティ更新プログラムガイド」ポータル。2017年5月の定例更新後に、Windows VistaとWindows 10 バージョン1507を検索してみよう
URLリンク(image.itmedia.co.jp)
以上です。お疲れさまでしたm(__)m