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【医療】欧米にはなぜ、寝たきり老人がいないのか [12/06/20]
スレリンク(bizplus板)
学会の招請講演で来日したイギリス、アメリカ、オーストラリアの医師をつかまえて聞くと、
「寝たきり老人はほとんどいない」とのことでした。
「なぜ、外国には寝たきり老人はいないのか?」
答えはスウェーデンで見つかりました。
認知症専門医のアニカ・タクマン先生にストックホルム近郊の病院や老人介護施設を見学させていただきました。
予想通り、寝たきり老人は1人もいませんでした。
胃に穴をあけて栄養チューブを通す胃ろうの患者もいませんでした。
その理由は、高齢あるいは、がんなどで終末期を迎えたら、
口から食べられなくなるのは当たり前で、胃ろうや点滴などの人工栄養で延命を図ることは非倫理的であると、
国民みんなが認識しているからでした。
逆に、そんなことをするのは老人虐待という考え方さえあるそうです。
ですから日本のように、高齢で口から食べられなくなったからといって胃ろうは作りませんし、
点滴もしません。肺炎を起こしても抗生剤の注射もしません。内服投与のみです。
したがって自分でチューブをはずさないように両手を拘束する必要もありません。
つまり、多くの患者さんは、寝たきりになる前に亡くなっていました。
寝たきり老人がいないのは当然でした。