17/02/09 10:48:34.91 CAP_USER.net
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度肝を抜かれる統計が出た。2016年のエンゲル係数が、29年ぶりの高水準だったというのだ。
31日、総務省は12月の家計調査を発表。消費支出(2人以上の世帯)は31万8488円と実質0.3%減で、10カ月連続のマイナスとなった。
「消費支出そのものより、同時に公表されたエンゲル係数に驚きました。12月は27.5%に達し、
16年平均では25.8%だといいます。1987年以来の水準です」(市場関係者)
1987年といえば、国鉄がJRに変わった年だ。中国では、数百人の学生が天安門広場でデモを行った。
大韓航空機の爆破事故が起きたのも、この年だった。サラリーマンの平均年収は385万円(2015年は約420万円)。
「生活水準は、その頃に逆戻りしたということです。野菜など生鮮食品の高騰と、輸入物価の上昇で、
エンゲル係数は高まったのだと思います」(第一生命経済研究所首席エコノミストの熊野英生氏)
エンゲル係数は14年以降、急速に高まった。それまでは23%台で推移してきたが、15年に25.0%を超えた。
「脱デフレの後遺症が、エンゲル係数の上昇に表れています。政府・日銀の円安誘導策によって、
14年から円安傾向が顕著になり、輸入品を中心に値上がりが続きました。一方、サラリーマンの収入はそれほど増加しなかった。
物価上昇に収入が追いついていないのが現状です」(前出の市場関係者)
アベノミクスは庶民生活を豊かになどしていない。それを証明するようなエンゲル係数の上昇だ。