16/11/13 18:49:07.86 CAP_USER.net
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「アジア最大の負け組日本」「第2のBrexit」トランプ大統領の誕生に英国は?
今年3月英エコノミスト紙が発表した「国際的脅威トップ25」で、10位に輝いた「トランプ大統領誕生」がまさかの現実と化した11月8日。
他国同様、世論や常識を信用しきっていた英国のメディアは驚愕をあらわに新大統領の誕生を報道。それと同時に、
結果発表直前までの「トランプ政権誕生はあり得ない」といった態度を一転させ、トランプ大統領の誕生を「歴史的革命」と大々的に取りあげた。
ほかの多くの国同様、「決まってしまったものは仕方ない」と、あくまで結果を受けいれての反応であったことは
一目瞭然だ。他国の報道と異なる点は、今年6月に自国の歴史を塗りかえた
Brexit投票との接点を見いだす報道が目につくことだ。
「アジア最大の負け組」として日本が挙げられている点も、日本人としては非常に気になる。
(中略)
勝ち組は露 日本は「アジア最大の負け組」?
トランプ氏の政策に関しては、過激な発言で選挙活動中から世界中を震撼させていた
「トランポリズム(Trumpolism/トランプ政策を指した俗語)を、クリントン氏という防波堤で食いとめることが不可能になった今、
「米国からの逃亡を図る人々でカナダの移住情報サイトがパンク寸前」
「Googleで核シェルターの検索数が記録的な数字に達した」などの報道が目立つ。
国際関係については強引さでは最強の大統領に率先され、
「露、中との結束が強まるのではないか」という見方が強い。トランプ大統領は特にプーチン大統領に強い尊敬の念を示している。
トランプ大統領の勝利を世界の首脳中一番のりで祝福するというかたちで、プーチン大統領はそれに応えた。
中国製品への関税引きあげなどをめぐって対立中の中国とは、より露骨な愛憎の関係になりそうだといわれている。
不動産王として知られるトランプ氏にとって、中国は恰好のビジネスの場であり
、中国にとっては外交政策経験豊富な歴代の米大統領やクリントン氏に比べ
「米国が選んだ新大統領など赤子の手をひねるようなもの」といったところだろう。
オバマ大統領が堅持してきた対シリア政策の批判者である新大統領の就任で、
バッシャール・アル=アサド大統領率いるシリアも「勝ち組」入りしている。
一方「負け組」のレッテルを貼られてしまったのは、日本、イラン、メキシコ、欧州だ。
安保条約の批判に代表されるトランプ氏の「反日感情」は、海を隔てた英国にも伝わっている。
イランは核合意の破棄、「国境に巨大な壁を建設する」ほど毛嫌いされるメキシコ、
そしてメイ首相直々に祝電を送った英国に至っては、「新政権誕生24時間以上が経過した後、
ようやくトランプ氏がメイ首相からの電話に応対してくれた」という。
勝ち組、負け組ともに、トランプ氏を時限爆弾視していることには変わりない。
この時限爆弾を破裂させるか制御するかは、各国の出方次第だろう。(アレン・琴子、英国在住のフリーライター)