16/11/13 23:02:34.41 Z53shyJn.net
池上彰「橋本内閣のときに行政改革というのが行われて、国の仕事をもっと整理しましょう。小さな政府を作りましょう。」
池上「これまで国がやってたようなことをどんどん分けて、独立させましょうと言って独立行政法人というのをどんどん作ったんですよ。」
池上「国が直接やらなくていい、国立美術館とかですね大学入試センター。(国民生活センター、JAXA他)こういうものを別のものにしてしまうってことなんです。」
池上「これまで国の仕事はあまりにもたくさん色んなものを抱え込んでた。そんなものはさっさと切り離しましょう…と、いうことになりまして」
池上「現在104に分かれたということになるんですよね(※2010年4月1日現在)」
劇団ひとり「そこで、利益って出ることもあるんですか?」
池上「そうですね、『国から切り離されたから独立したんだよ。コスト意識を高めて経費を削減しなさいよ、と。経費を削減すれば、利益を上げることができますでしょ。」
池上「利益を上げることができれば、国家公務員の給与にとらわれずに給与を決めることができますよ』…ってことにすれば、きっとみんな一生懸命やるだろうと。」
───国が直接行っていた仕事を独立させることで国家公務員を減らし
無駄のない効率的な運営ができるなど様々なメリットがあるという考えで独立行政法人が生まれたのです。
池上「でも結果的には、国からの『持ち出し』を頼りに。結局国からお金を出してもらわないとやっていけないという状態になりまして。」
池上「国から援助してもらってる運営費が年に3兆円。」
一同「え~」