16/10/27 21:23:44.27 CAP_USER.net
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北海道電力は27日、再稼働に向けた安全審査を原子力規制委員会に申請している泊原発1~3号機(北海道)について、
海側の2本の防波堤(長さ計760メートル)と陸上に設置した防潮堤(同1250メートル)が、地震に伴う津波や液状化で壊れる恐れ
があると規制委に報告した。審査が遅れる上、北海道電が今後、追加の安全対策工事をするため、3基の再稼働時期は大幅に遅れる見通しとなった。
同日の審査会合で、規制委が「審査にはかなりの時間を要する」と指摘したのに対し、北海道電の担当者は来月にも追加工事のスケジュールを示すことを明らかにした。
泊原発は、海に突き出た2本の防波堤と、海岸部を盛り土などでかさ上げした防潮堤の二重の対策で津波による浸水を防ぐ構造だった。
しかし、これまでの審査で、想定する最大の地震の揺れや津波の高さがともに引き上げられることになったため、
防波堤は津波で破壊され、そのがれきが原子炉を冷やす海水の取水口を塞ぐ可能性が新たに浮上した。防潮堤も液状化で沈み込む恐れがあるという。
北海道電は防波堤について「現状では津波に耐えることが困難」として、壊れても事故対策に影響がないか
どうかを調べる模擬実験を実施する。防潮堤については今後、地盤改良などの補強工事をする方針だ。【酒造唯】