16/10/19 21:47:30.42 yxkpdC50.net
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元の論文読んだが…
『わずかな電圧を供給するだけで』という言葉でミスリードしやすいが、この反応には反応前後のエネルギー差に見合う電気エネルギーの消費がばっちり必要。
当然だが、CO2を排出するようなエネルギー源から出発して、電気エネルギーを経由してこれでエタノールに変換しても、最初のCO2より少ない量しか変換できない。(熱力学の第二法則)
電気エネルギーをどこからか持ってくる必要有りなので、この発見自体は「人類が莫大なエネルギー源を手に入れた!」というようなことではない
なので、「エネルギー革命」とまで言ってしまうのは言い過ぎ。
ただ、重要な発見であることには間違いなく、「太陽電池や光電変換系の有用な使い道の候補が一つ増えた」という意義は大いにある。
(現状で「晴天下のその場で使いっきり」の太陽電池に、こういうエネルギー変換に使える用途の開発は大事なこと)
太陽電池の高効率化がネックの課題となる現状は揺らがないが、そっちの開発のモチベーションも上がるだろうし。