16/08/18 23:58:45.14 LP9aosra.net
旭化成は、守山製造所(滋賀県守山市)でリチウムイオン2次電池(LIB)
用セパレーター「ハイポア」の生産設備を増強する(ニュースリリース)。
2018年上期に新設備の商業運転を開始する予定だ。設備投資額は約60億円で、
同製造所の年産能力は約6000万m2向上する。
旭化成グループは、LIB用セパレーターとして湿式のハイポアと乾式の
「CELGARD」をラインアップしており、前者を守山製造所と宮崎県日向市の
拠点で、後者については米国と韓国の拠点で製造している(関連記事)。
LIB市場は、民生用電子機器向けに加え車載向けでも急速な成長が見込まれる。そのため同社は、セパレーターの生産能力を高める。
今回の設備増強によって同グループのLIB用セパレーターの年産能力は、
湿式が約4億1000万m2、乾式が約2億m2となる。同グループは、
セパレーター事業をマテリアル領域の重点事業と位置づけており、
今後の需要拡大に併せて供給体制も強化する。2020年までに、
湿式と乾式を合わせた年産能力を11億m2まで高める計画だ。
投資額としては150億~200億円を見込む。