16/02/18 04:41:53.39 8jfR3xT3.net
農薬についてだけど、作る側は出来れば使いたくないはず。
散布する時は、自分に影響の無いように合羽にマスクというスタイルになる。
暑いときは汗だくになるし、農薬も値段が高い。
ちなみに、何度散布しても良いわけではなく、登録のある農薬を指定の希釈で決められた回数、
産地では減農薬に取り組んでいる所も多く、総使用回数に制限のあるのが普通だと思う。
何故散布するのか。
出荷するには出荷の基準が決められており、規格外は出荷できずお金にならない。
もし、規格外の物を混ぜて出荷すると、店からクレームが来るし、消費者の元へ行った場合、
消費者から店に、店からクレームという事になり、指導が入り、同じことが繰り返されると
出荷停止、という事にもなる。
基準を守るためには傷が無い、虫が付着していない、虫食いの穴も無いという物を
作らざるを得ない。
出荷する時には何ともなくても、箱詰めにして店まで、または消費者の所へ行くまでに
腐敗することも許されないから、病原菌が無いように殺菌剤もしっかり使うことになる。
これらは、直売所でも同じで、クレームが何度もあると取り扱ってもらえなくなる。
上手くやれば農薬は少なく作れるが、近年の天候不順では回数の増えるのも仕方がないねぇ。
ボランティアや趣味でやっているわけでは無く、ビジネスとしてやっている以上、収入も要る。
多少の傷や虫は我慢するという人が増えれば、もっと減らせるでしょうな。
米でも、黒い粒があるとクレームとかやってるから、確実に効く浸透移行性のネオニコチノイド系が
使われるのではないのかな？等級が下がるとお持ち帰りという事もあると聞いた事がある。
それから、>1のリンゴだけど、いくらで買える？
普通にスーパーで並んでいるように、一個百円程度で買える？買えないのでは？
有名になったことで成り立つという事もあると思うし、安い物を求める人の方が
圧倒的に多いのが現実で、拘っても見た目では分からないから余程の事が
無い限り、値段で判断されるだけで、手間をかけた苦労が認められない事も多い。
安く作るには農薬使用で見た目の良い物をロス無く沢山収穫する必要がある。
世の中全部有機無農薬で、となれば、流通量も少なくなり高くて買えないと思うから、
自給しないと食べられないと思うよ。
安い物が欲しい人はスーパーで買えば良いし、安全性に拘るなら有機野菜を買えば良いだけ。
無農薬の安全な物を安く、というのは現状では無理。
有機野菜といっても硝酸態窒素の多い物もあるそうだから、絶対に安全とは言えないようだよ。