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チト古いけど
高浜原発 4府県9000人防災訓練 入所者乗車に30分「想定甘い」 2016年8月27日 夕刊
URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)
訓練は、広域避難計画の実効性の確認が目的だが、高浜原発の四キロ南側で有料老人ホーム「であいの郷」を営む山本勝則さん(62)は、計画とそれに伴う訓練を「絵に描いた餅」だと痛感した。
午前八時三分。施設の電話が鳴った。「入所者の避難を開始してください」
高浜町保健福祉課からの連絡だ。ところが、訓練の段取りでは避難したとして、午前九時ごろに報告をして終わり。実際に逃げる必要はない。
それでも山本さんは、スタッフに入所者を車に乗せるように告げた。「車に乗せるだけでもどれくらいの時間がかかるのか。実際にやってみよう」。自主訓練が始まった。
施設は六十~九十代の十四人が暮らす。自力歩行ができるのは三人だけ。多くが認知症を抱え、指示もなかなか伝わらない。車に乗せる順番を決めていたが、外に先に出てきてしまう人も。四台に分乗させるのにすら三十分。
「実際の避難では毛布や食料なども積まないといけない。スタッフも入所者もパニックの中、想定通りには絶対にいかない」。山本さんの顔が曇った。
県の避難計画の試算では、五キロ圏内から割り当てられた避難所へ行く場合、最大七時間半かかる。「高齢者を長時間、狭い車内に座らせられるのか」。だが、この施設の広域防災訓練は電話連絡だけ。
避難先では職員が引き続き入所者のケアをするのが前提だが、多くは隣の京都府舞鶴市在住。職員が被災者になることもある。幼い子どもを抱える人もいる。考えれば考えるほど、想定の甘さが目につく。だから強く訴える。
「僕らは命を預かっている。計画を立てるのにも訓練を検証するのにも、現場の意見を聞いてほしい」