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バイデン氏早くも試練、上院運営で合意めど立たず
フィリバスターの維持巡り共和党と対立
By Lindsay Wise, Kristina Peterson and Andrew Restuccia
2021 年 1 月 22 日 15:53 JST 更新
【ワシントン】ジョー・バイデン米大統領が就任早々、壁にぶつかっている。
民主・共和両党の議席数がきっ抗する上院では、
共和党が権限分担に関する合意に難色を示しており、バイデン氏が求めている
閣僚人事案や新型コロナウイルス救済法案の早期可決が不透明な情勢となってきた。
上院では民主と共和の議席数が各50で並んでいる。
だが、上院議長を務めるカマラ・ハリス副大統領が決定票を投じることができるため、
民主党が実質的な主導権を握る。
多数派の上院院内総務に就任した民主党のチャック・シューマー氏(ニューヨーク州)と
共和党のミッチ・マコネル上院院内総務(ケンタッキー州)は、
新議会の委員会構成や指針を定める決議案を巡り、激しく対立しており、
次回いつ交渉を再開するかも不明な状況だ。
争点となっているのが、大半の法案について少なくとも60票の賛成を必要とする
「フィリバスター(議事妨害)」だ。
これは少数派政党が法案を阻止するために長年設けられている上院特有の制度だ。
共和党側は少なくとも向こう2年はフィリバスターを維持するよう確約を求めているが、
民主党は反対している。
だが双方の合意が得られなければ、共和党は少数派でありながら、
上院委員会の大半を事実上、引き続き支配することになる。
民主党は目下、バイデン氏の閣僚人事案の承認に加え、
コロナ追加対策や移民改革で共和党の協力を求めている。
これに2度目となるドナルド・トランプ前大統領の弾劾裁判にも対処しなければならない。