20/04/07 11:25:27 w1DIlFOm.net
政府の「緊急経済対策案」は、なぜ感染拡大の収束後の話ばかりが充実しているのか
URLリンク(news.yahoo.co.jp)
これを読んだある地方自治体の経済担当職員は
「非常に細かく書き込まれている部分と、粗々で内容がほとんどない部分の差が激しい。この案の一つ前のバージョンは、もっとひどく項目にも一貫性がなかった」と指摘します。
経済対策であるため、経済産業省が中心になってまとめたのであろうと思われますが、それにしても「緊急」の対策が、これなのかという疑問が出てきます。
別の地方自治体の幹部職員は、「具体的な数字がほとんど示されていないだけではなく、後半部分の自画自賛調の書き込み方に閉口する」と厳しい意見です。
こうした意見は、他にも聞かれましたが、その理由は簡単で、実はこの「緊急経済対策案」のほぼ半分は、「収束後」のことが書かれているのです。
実はこの「緊急経済対策案」のほぼ半分は、「収束後」のことが書かれているのです。
「観光・運輸業、飲食業、イベント・エンターテインメント 事業を対象に、Go Toキャンペーン(仮称)」や
「国立公園等の 自然の魅力を活かした誘客・ワーケーションの推進」の推進など、現段階で取り組む優先順位としては違うのではないかということが詳細に書き込まれています。
さらに、「今回の事態の中で進んだ、あるい はニーズが顕在化したテレワークや遠隔教育、遠隔診療・服薬指導等 リモート化の取組を加速し、
我が国のデジタル・トランスフォーメー ションを一気に進めるとともに、脱炭素社会への移行も推進する」といった将来の希望のようなものが長々と書かれていたり、。
なぜか、緊急事態である「今」の対策ではなく、「収束後」の対策ばかりが具体的なのです。
・この期に及んで、収束後の利権争い?
後半部分は、従来行われてきた支援メニューや補助金制度の拡充がずらりと並んでいます。
政治家の利権の確保が優勢されているようで、今、現場で求められている支援策から大きくかけ離れています。
このような事態になっても、収束後の利権の確保に躍起なり、それを官僚たちが支援している構図が透けて見えていると言えます。
結果的に、どこが「緊急」なのかはっきりしない従来からの延長上の施策が羅列され、
最後には唐突に「生産性向上や復旧・復興、防災・減災、インフラ老朽化対策などの 国土強靱化等に資する公共投資を機動的に推進する」と書かれています。