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エルネオス 2019年3月号
■巻頭リポート
「壊れた霞が関」をどう修復するか
再び公務員制度改革に着手すべき時だ
URLリンク(www.elneos.co.jp)
日本の官僚機構は優秀だという神話が音を立てて崩れている。2018年以降だけでも、厚生労働官僚による裁量労働制を巡る
首相答弁資料の不正作成、財務省による公文書の改竄、各省庁での障害者雇用数の水増し、そして毎月勤労統計をはじめと
する統計データでの不正─。まさに「粉飾国家」「粉飾官僚」である。
ノーブレス・オブリージュ。フランス語で「高貴さは(義務を)強制する」というのが直訳だが、高い身分には責任が伴うという意味
で使われている。かつては霞が関の官僚たちが好んで使ったセリフで、官僚の矜持を端的に示すものとして先輩から後輩へと
受け継がれていた。日本流の「武士は食わねど高楊枝」にも通じたところがあり、安月給でも国家国民の利益を第一に考えている
という自負に裏打ちされていた。
ところがどうだろう。今や霞が関に蔓延しているのは自己保身。カネと出世が第1で、時の権力者の意向を忖度し、媚びへつらう。
政治家がどんなにアホでも、俺たち官僚がいればこの国は安泰だというかつての気概はどこかへ消えていってしまった。世間の
社長が小物になったといわれる以上に、霞が関に大物と呼ばれるに相応しい官僚はいなくなった。