18/10/18 23:35:12.92 WJPwZx9E.net
>>242
古賀茂明の闘論席 安倍首相の主張を聞いて感じたのは
URLリンク(weekly-economist.mainichi.jp)
安倍首相の主張を聞いて感じたのは、国際的視点の欠如である。安倍首相は、名目GDP(国内総生産)が12%伸びた
と胸を張ったが、海外からはどう見えるのか。
まず、ドル建てで見たGDPは、2012年の6兆2032億ドルから17年の4兆8721億ドルへと2割も減少した。円安が原因だが、
その結果、日本のGDPは米国の4分の1まで下がった。また、日本がGDPで中国に抜かれたことは知られているが、その後
どんどん差が開き、中国のGDPのわずか4割にその比率が下がったことを知る人は少ないようだ。もちろん海外では、日本が
大きく成長しているなどと考える人はいない。
また、国の豊かさの最も代表的な指標である1人当たりGDPの世界ランキングで見ても、1990年代には1桁が当たり前だった
のに、17年は世界25位。しかも、アジア中東地域でも6位まで落ちている。日本は貧しくなっているというのが、世界に
おける評価なのだ。
自民党の国会議員は、こういうことを明確に認識していないのだろうか。安倍首相が、立候補演説で、「黄昏(たそがれ)を
迎えていると言われた日本は過去のものとなった。今私たちは新しい朝を迎えている」と声を上げると、大きな拍手を送った。
世界から見れば、どんどん下り坂を転げ落ちているのに……。
無知なのか、のんきなのか。いずれにしても、この認識を改めてもらいたい。