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日本が長期デフレに陥っている本当の原因は何か(4) おわり
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経済学者の中には、2000年8月11日のゼロ金利解除が景気後退の原因だったと指摘する人もいます。確かにそれも一因ではあったでしょうが、それだけですべてを説明することはできません。
このとき、日銀は政策金利を0.1% から0.25%へと、0.15%引き上げました。このわずか0.15%の利上げのみで景気は屈折したのでしょうか。
同じように、2006年3月9日の量的緩和解除、同年7月14日のゼロ金利解除についても、後付けで日銀が批判されていますが、デフレ脱却に失敗した原因のすべてをそこに押しつけるのは無理があります。
2006年当時にゼロ金利解除についてノーと言った専門家はほとんどいなかったはずです。
デフレの根底には、グローバル化によって新興国が日本の産業基盤を次々にしかも着々と侵食していることがあるのです。
米国やドイツは、韓国や台湾、中国などに真似されないものを作ることで、強い製造業を維持しようとしています。
アベノミクスで一時的に景気は浮揚したとしても、本当に強い高度製造業をつくり上げない限り、日本の将来は暗いと言わざるを得ません。