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日本が長期デフレに陥っている本当の原因は何か(2)
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冷静崩壊後、世界は一体化し、市場経済が地球規模になると言われました。
世界は大競争時代に入ると言われ、1990年代半ばには「ユニクロ」ブランドが中国製の安価な衣料品を大々的に展開します。
日本人はその辺りで認識が止まってしまい、海外から入ってくるのはせいぜい繊維や雑貨、簡単な金型や機械くらいだろうとタカをくくってきたように思います。
新興国に技術供与をする余裕もありました。
ところが、本当のグローバル化は2003年頃にやって来ました。その頃からBRICsがものすごい勢いで成長を始めたのです。鉄鋼・造船・機械、
さらにはIT、先端技術製品まで、新興国が高度な製品・サービスを手がけ、日本を脅かすようになってきます。
その後、リーマンショックを経て、新興国の強さに磨きがかかることになります。先進国が後遺症に苦しむなか、新興国はいち早く立ち直りました。
世界の主要な製造業やIT産業は、すでに新興国が抱えてしまっていたのです。
先進国の産業が停滞し、雇用も失われていく一方で、新興経済が世界経済で大きな地位を占めるようになったという現実が2010年初めにはあらわとなりました。
もはや新興経済は単に市場が大きいとか、賃金が低いというだけでなく、より高度なものを作るだけの技術力を持つグローバルなパワーとして浮上してきています。
さまざまな良質で安い製品がどんどん日本に入ってくることが、新しいデフレ圧力となっています。これが「第二ステージのデフレ」の本質です。