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自動車大手、AI人材争奪戦 次世代車開発で必須、獲得のカギは「研究環境」
2018.4.14 06:15
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自動車大手や部品メーカーが業種や国境の垣根を越えて人材獲得にしのぎを削っている。
売り手市場の雇用情勢の中、理系の新卒者や既卒技術者は就職・転職先に厳しい選別の目を向けており、
企業は働きやすい研究開発体制を構築して魅力を高めようと知恵を絞っている。
ホンダ子会社の本田技術研究所は16年、東京都港区にAIの研究開発拠点を開設した。
大学や研究機関が集まる都心部で国内外の技術者との連携を強めることが狙いだ。
自動車部品大手のデンソーも今年4月、東京都港区のJR品川駅近くに自動運転などの研究開発拠点を新設した。
技術者の転職支援を手がけるメイテックネクスト(東京都台東区)に企業から寄せられる求人は「製品の制御」「電子回路の設計」「IT・AI関連の開発」に携わる人材だ。
このうちIT・AI関連の求人数は、集計を始めた16年6月の432人から上昇し続け、今年2月に4倍の1730人に達した。
ただ、自動車メーカーが目を付ける技術者には電機や金融など他業種も熱い視線を注いでおり、人材獲得は一筋縄ではいかないのが実情だ。
理系学生の厳しい選別の目にもさらされ、かつて多くの学生の憧れの的だった自動車業界の存在は揺らいでいる。
就職情報会社のマイナビ(東京都千代田区)が昨春、2018年3月に卒業する見込みの大学生を対象に調査した
「就職先企業の人気ランキング」では、09年3月卒まで5年連続で理系学生の首位だったトヨタが、6位と低迷している。
昨年、中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)の日本法人が理系新卒者を初任給約40万円で募集。日本企業の大卒の平均の約2倍の待遇が話題となった。
トヨタや日産自動車などに勤めた経歴をもつボルボ・カー・ジャパンの木村隆之社長は「優秀な理工系の人材が多いインドなどに開発拠点を配置し、待遇も世界基準に引き上げるべきだ」と持論を披露する。