17/12/06 23:23:53.22 0zrHK4ju.net
調査では60歳以上の119人を健康状態によって3グループに分け、ロンドン中心部の繁華街にあるオックスフォード・ストリートと、
1.6キロほど離れた公園ハイドパークでウォーキングしてもらった。
オックスフォード・ストリートを通行できる車両は、主にディーゼル燃料を使うバスとタクシーに限られる。
ロンドンの大気汚染は2017年に入ってわずか5日で規制値を超えていた。
ハイドパークでウォーキングした人は全員が、肺機能の改善や動脈硬化の改善といった効果が、最大で運動後26時間継続した。
一方、オックスフォード・ストリートを歩いた人は、肺機能はわずかしか改善せず、動脈は硬化が進んでいた。
これはディーゼル車が排出する二酸化炭素や微小粒子状物質を吸い込んだことが原因と思われる。
特に慢性閉塞性肺疾患を抱える人がオックスフォード・ストリートを歩くと、気道が狭くなって動脈硬化が進むことが判明。
咳やたんの増加、息切れなどを訴える人も多かった。
「緑の多い場所や公園で運動場所を見つけられなければ、屋内で運動した方が良さそうだ」とチャン氏は助言している。