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「ゼロコスト」の法則
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2015年2月7日 [マーケティング戦術]


「無料プレゼント」や「激安商品」がチラシに大きく書かれているのを見かけませんか?
これらはよくある集客手法ですが、商品を無料プレゼントや激安にしてしまうと、損してしまうのではないかと思われるかもしれません。
けれども、損して得取れとはまさにこのことで、目先の損を補ってあまりある集客と売上アップの法則があります。
それをゼロコストの法則とロスリーダー戦略と呼んでいます。

ゼロコストの法則

コストゼロで商品を入手できるということは消費者にとっては特別な快感を感じさせます。
ゼロコストという条件がつくと消費者の判断力がにぶる傾向があるのです。例えば、オンラインショップで欲しい商品を見つけたとします。
そこで、2000円以上お買い上げで送料無料というサービスがあった場合に、自分の欲しいものが1500円だとしたら、無理をしてでも500円追加でお買い物をした方が得をするような気になってしまうのです。
送料無料のリスクの引き換えに顧客の購買単価をあげるという効果を得ているのです。

この手法で売上を一気に伸ばしたのが、オンライン書店の世界最大手のアマゾンです。ゼロコストの法則は無料サービスを行うことで、顧客のついで買いを誘発する効果がありますが、
基本的には「返報性の法則」と重なる部分があることも覚えておいてください。
ゼロコストの法則は恩に報いたいという気持ちが発生しないことには十分な威力を発揮することは難しいのです。

補足解説

返報性の原理(へんぽうせいのげんり)は、人間の持つ心理のひとつ。
人は他人から何らかの施しを受けた場合に、お返しをしなければならないという感情を抱くが、こうした心理をいう。
この「返報性の原理」を利用し、小さな貸しで大きな見返りを得るできます。


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