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ウーバーと自動運転が迫る「モビリティビジネス革命」
自動運転が作る未来
2016/11/30 6:30
URLリンク(www.nikkei.com)
―自動車メーカーの動きとしては、製造業からサービス業への転換を意識した活動も始まっている。
例えば米Ford Motorフォードモーターは2年前にモビリティ会社になることを宣言し、2016年3月にモビリティ会社を設立した。
これまで自動車メーカーは自動車を作る中でモビリティを考えてきた。
安全性と信頼性を高め、乗り心地のよいクルマを作って、社会におけるモビリティの充実を図ってきたわけだ。
ただ、これからはものづくりの視点だけでなく、サービス作りの視点からも取り組みが必要になる。
―モビリティサービスとはどのようなものなのか。
人や物をある場所から別の場所に運ぶサービスだ。
そこで使われる交通機関は自動車だけではなく、列車やバス、タクシーなども含まれる。
ユーザーが希望時間と移動区間を指定すると、その具体的な乗り継ぎ方法を料金や移動時間、
快適さなどを勘案しながらいくつか提案し、予約と決済もその場で実行できるというのが、
現段階で考えられている近未来の典型的なモビリティサービスといえるだろう。
さらに、移動に関連したさまざまな付加価値サービスが開発され、提供されることになる。
実際、フォードが2016年から始めたモビリティサービスである「FordPass」はスマホアプリとして提供されている。
駐車場予約やシェアリング予約など、自動車を活用するためのサービスをスマホから利用できる。
しかもフォードはモビリティにとどまらず、コンビニエンスストアチェーンやハンバーガーチェーンとも提携して
ライフシーンを横断するサービス展開を始めている。
―モビリティサービスにシフトすると、自動車メーカーがこれまで長年積み上げてきた強みを生かしにくくなるのではないだろうか。
自動車メーカーがまずやるべきことは、本業を大事にして、自動車メーカーでなければ生み出せない顧客価値を作り続けることだ。
信頼できて品質が高い自動車をユーザーが購入するのは当然の行動であり、その価値はシェアリングサービスが普及したとしても変わらない。
ライドシェアという新たなサービスは「経済的に効率よく移動したい」というユーザーニーズを掘り起こした。
大事なことは、ビジネスは常に変化するということを前提に考え、企業が自らの変革を推進し続けなければならないことだ。