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トランプ流外交、内外に波紋=オバマ政権の助言聞かず-米
時事通信 12/3(土) 17:00配信
【ワシントン時事】トランプ次期米大統領が外国首脳らと連日行っている電話会談が、内外で波紋を呼んでいる。
オバマ大統領が深入りを避けてきたパキスタンやフィリピンの首脳らに往来を打診したほか、2日には国交のない台湾の蔡英文総統と電話で会談。
オバマ政権高官は「国務省の専門家の助言に耳を傾けるべきだ」と懸念を表明している。
政権移行チームがトランプ氏と蔡総統の電話会談を発表したのは2日夕方(日本時間3日朝)。発表文に「世界の4首脳と話した」と記されてあり、
米主要メディアは至急報で伝えた。ただ、トランプ氏による米台関係の変更の意図の有無については、「不透明」との分析が多かった。
外交専門家が指摘しているのは、トランプ氏が外国首脳と接触する際に現政権から過去の経緯や助言などを聞いていない事実だ。
米メディアによると、オバマ政権はトランプ氏と蔡総統の電話会談を発表まで知らなかった。
国務省当局者によると、11月17日に行われたトランプ氏と安倍晋三首相の会談の前も、トランプ氏側からの連絡は一切なかったという。
その上、事前調整なしに長女イバンカさん夫妻が会談に同席したことは、日本側を戸惑わせた。