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なりすましで他人を「死亡」したことに、ハッカー会議で警告
2015年08月09日 18:13 発信地：ラスベガス/米国
【8月9日 AFP】世界中のハッカーたちが一堂に会する米ラスベガスでのイベント
「デフコン（DEF CON）」で7日、インターネット上で人を抹殺する方法に関する
講演が行われた。「I Will Kill You（あなたを殺します）」と題された講演を行った
オーストラリア人のITセキュリティー専門家、クリス・ロック氏は
「世界的な問題になっている」という。
ロック氏は、昨年オーストラリアの病院が誤って患者200人を「死亡扱い」として
しまったことから、死にまつわる産業に関する調査を始めた。
調査によれば、死亡証明書が発行され、ある人物が公的に死亡したと承認される
過程には通常、死亡診断書や死亡届といった書類を医師と葬儀業者がそれぞれ
作成することが含まれる。これらの書類が作成されオンラインで提出が完了すれば、
書類に記された人物の死亡証明書が発行される。
しかし、このシステムには、簡単に医師や葬儀業者のふりをできるという
致命的な欠陥があることをロック氏は発表で示し、聴衆をうならせた。