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ジェブ・ブッシュ氏、リーマン破綻前にした仕事 ウォール街で働いた日々
By JUSTIN BAER
2015 年 8 月 7 日 14:18 JST
2008年9月の世界金融危機の引き金となった米大手証券リーマン・ブラザーズ破綻の
10週間前、ジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事は
メキシコの資産家カルロス・スリム氏に支援を要請するためメキシコ市にいた。
ブッシュ氏はフロリダ州知事を引退した後、リーマンと契約した。
元政治家に与えられる形式的な役割ではなく、実質的な投資銀行家としての職を望んだ。
これはブッシュ氏にとって好機だった。
ブッシュ氏はスリム氏と旧知の間柄だ。当時スリム氏は世界の長者番付2位で、
リーマンが注目していた複数の最も裕福な投資家の一人でもあった。
メキシコ訪問での計画「プロジェクト・ベルデ」で、
ブッシュ氏らは大いに必要とされていた資金と信頼感を米国に持ち帰るはずだった。
しかし、スリム氏は困窮する金融機関への投資よりも野球の話に熱心だった。
その夏、リーマンは誰の支援も得られず破綻に至った。しかしブッシュ氏は、世界大恐慌
以来で最悪の景気のなか、祖父と曽祖父と同じ投資銀行家としての仕事にのめり込んだ。
ブッシュ氏は州知事の任期2期8年にほぼ匹敵する7年以上の期間、労働時間の
半分ほどを費やして最初はリーマンに、その後は英銀大手バークレイズに助言を続けた
(バークレイズは破綻したリーマンの米国部門を買収した)。
状況に詳しい複数の関係者によると、ブッシュ氏はこの2社の社員ではなかったが、
報酬を得て銀行幹部や顧客との会議や夕食会などに出席し、ヘルスケアや教育、移民、
エネルギーといった問題について話をした。今年6月に大統領選に立候補を表明した
同氏は、有権者に向けて同じ問題を取り上げ始めた。
ブッシュ氏の選挙事務所によると、同氏はリーマンでは年間約130万ドル
(約1億6200万円)、バークレイズでは約200万ドルの報酬を受け取った。