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米大統領選、揺れる民主党支持者 「心はサンダース、頭はヒラリー」
By LAURA MECKLER And PETER NICHOLAS
2015 年 8 月 5 日 19:39 JST
【コロンビア（サウスカロライナ州）】民主党の支持者は2016年大統領選への出馬を
表明しているヒラリー・クリントン氏が主催するイベントに出席する一方で、
バーニー・サンダース上院議員の支持集会にも顔を出している。
支持者たちはサンダース氏の率直なリベラリズム、
クリントン氏の経験および（本選挙で）勝利できる可能性の狭間で揺れ動いている。
葛藤を感じているこれらの有権者は、サンダース氏のほうが自分たちの価値感をよりよく
反映しているが、クリントン氏のほうが大統領選を制する態勢が整っていると考えている。
「心」はサンダース氏にある一方、「頭」はクリントン氏に傾いているといったところだ。
両候補者に実際会ったことがあるというサラ・レーンさん（22）は、
クリントン氏主催の会合に出席した際、「バーニー（サンダース氏）が大好きだけど、
ヒラリー（クリントン氏）のほうが実際、ずっと勝利の可能性が高いと思う」と話した。
クリントン氏の考え方がサンダース氏ほど進歩的かどうかを見極めるために
この会合に参加したのだという。
共和党側は10数人の候補者が乱立しているが、民主党はサンダースとクリントンの
両氏に代表される党の純粋主義者と現実主義者の綱引きのようになっている。
これは2004年と似たような状況で、当時はリベラル派の多くがハワード・ディーン
元バーモント州知事の大胆なアイデアと型破りな選挙運動にひかれていたが、
最終的には当時上院議員だったジョン・ケリー氏が党の指名争いを制した。
民主党中道派のシンクタンク、サード・ウェイのマット・ベネット氏は
「ディーン（ハワード氏）は一時、最有力候補だったが、最後には華々しく燃え尽きた。
バーニー（サンダース氏）も同じことになるだろう」との見方を示した。