15/08/06 11:00:47.89 0M5yxq42.net
米大統領 イランとの最終合意への支持を訴え
8月6日 6時05分
アメリカのオバマ大統領は、イランの核開発問題を巡る最終合意について、
「戦争をすることなく解決策を手にした」と述べ、野党・共和党が、
合意への批判を強めるなか、外交による成果を強調し国民に支持を訴えました。
オバマ大統領は5日、首都ワシントン市内の大学で、イランの核開発問題の最終合意に
関して演説し、「合意によってイランが核兵器を獲得するあらゆる道を断ち切り、
最も包括的に査察を行うことができる」と外交による成果を強調しました。
オバマ大統領は、これまでも合意の意義を繰り返し訴えてきましたが、アメリカ議会では、
野党・共和党が合意を承認しないとする決議案を提出するなど批判を強め、また、
国民の世論も合意に関する賛否はきっ抗していると伝えられています。オバマ大統領は演説で、
「もし議会が合意を承認しなければ、残された選択肢は中東での新たな戦争だけになってしまう。
アメリカ外交の指導力への信頼性も失墜する。われわれは戦争をすることなく核開発問題
の解決策を手にしており、国民はこの成果を誇りに思ってほしい」と訴えました。
今回、演説が行われた大学は50年以上前、ケネディ元大統領が核戦争の危機に直面した
キューバ危機を脱したあと、核軍縮と平和の必要性を訴えた歴史的な演説を行った場所と
して知られています。
オバマ大統領としては、同じ場所から演説を行い、合意の意義を改めて強調することで、
議会や国民に支持を訴えるねらいとみられます。