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不動産王トランプ氏がトップに-米共和党大統領候補争いで
By JANET HOOK
2015 年 8 月 3 日 08:38 JST
2016年米大統領選の共和党候補の1人、不動産王のドナルド・トランプ氏は
数々の暴言で物議を醸しているが、ウォール・ストリート・ジャーナルとNBCテレビの
最新の共同全国世論調査では先頭に飛び出したことが分かった。
共和党予備選の有権者のうち、「共和党の第1候補は誰か」との問いに対し、
19%はトランプ氏と回答した。第2位はスコット・ウォーカー・ウィスコンシン州知事の
15%、第3位はジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事の14%だった。こうした候補間の差は
誤差の範囲だが、トランプ氏は6月の前回調査の1%から2ケタ台へと目を見張る躍進ぶりを示した。
この世論調査結果は、7月26~30日に行われたもので、3日公表される。
トランプ氏は、メキシコ系移民を侮辱したり、ベトナム戦争に従軍したマケイン共和党
上院議員の名誉を傷付けたり、放言を繰り返している。
トランプ氏を第1候補とみなさない共和党支持者の間でも、同氏を好意的に見る向きは
多いようで、「トランプ氏は第2候補」と考える人は11%に達し、6月の3%から跳ね上がった。
今回の調査では、無名候補を含め候補者が乱立していることに共和党支持の有権者が
戸惑っている様子も浮き彫りになった。6月中旬に大統領選への出馬を表明した
トランプ氏は、知名度が高く、有権者の既成政治家への根強い不信感に訴える
ポピュリスト的なメッセージを送ることで、有利な立場に立っている。
有力共和党候補の大半は、トランプ旋風のあおりを受けて支持率を落としている。
その中でテッド・クルーズ上院議員(テキサス州)だけは例外で、
「共和党の第1候補」と答えた人は6月の4%から9%に上昇した。
クルーズ氏も、トランプ氏と同様に既成政治に対する無遠慮な発言で売り込んでいる。