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米当局、FIFA不正資金の扱いで銀行への調査を強化
By CHRISTOPHER M. MATTHEWS And RACHEL LOUISE ENSIGN
2015 年 7 月 24 日 10:10 JST
米検察、規制当局は、国際サッカー連盟(FIFA)内部の汚職疑惑に絡み、
大手銀行による資金の取り扱いに関する調査を強化している。関係筋が明らかにした。
ニューヨーク東部地区連邦地検(本部ブルックリン)とニューヨーク州銀行監督当局は
最近数週間、サッカースキャンダルに関連して銀行数行とそれぞれ接触した。
同筋によると、当局はこれら銀行に義務付けられたマネーロンダリング(資金洗浄)
対策システムが不正支払いを捕捉していたかどうかに調査の的を絞っている。
当局はまた、これらの銀行に対し、FIFAに関連した非合法な支払いがないかどうか
精査するよう求めたという。
同筋によると、検察当局は、HSBCホールディングス、スタンダード・チャータード、
デルタ・ナショナル・バンク・アンド・トラストから事情聴取した。
このほか国際的に事業を展開する銀行少なくとも3行にも接触したという。
これらの銀行の社名は公表されておらず、連邦地検とニューヨーク規制当局
それぞれの調査が同じ銀行を対象にしているかどうかも明らかでない。
同筋は、調査は初期の段階にあると述べ、
最終的に調査対象の銀行に問題はないと判断する可能性もあると語った。
ブルックリン連邦地検の金融機関に対する調査は、同地検の事業・証券不正局に
よって実施されている。同局は、FIFA捜査を担当しているチームとは別個の組織で、
あらゆるホワイトカラー犯罪調査を扱っている。関係筋によれば、銀行の調査を
ホワイトカラー犯罪調査チームの手に移し、人員など資源を追加するという決定は、
銀行自体が標的になっている可能性を示唆するという。