15/06/11 12:04:37.28 mjQosfQ9.net
>>599
カスペルスキーの今回の発見内容は10日、リポートで公表された。それはスパイ活動に
おいて隠れたウイルスの利用に新たな光を当てた。発表はまた、核交渉が標的になり、
誰によって標的とされたかを示す最初の具体的な証拠を提供するかもしれない。
イスラエルのスパイ機関にとって、イラン(最終段階に入った非公開の核交渉を含む)
以上に優先順位が高い情報収集目標はない。イスラエルの指導者は、浮上しつつある
合意内容について、核兵器製造に向けた作業継続をイランに容認しかねないものだと
述べている。イランはそのような作業努力はしていないと否定している。
カスペルスキーは、自社の方針に従って、国名を名指ししてイスラエルが
ハッカー攻撃を仕掛けたと断定していない。しかし、同社の研究者たちは、
微妙な点でイスラエルとのつながりがあるのではないかとみている。
例えば、10日の公表に先立ちWSJが閲覧した同社のリポート(案)のタイトルは
「Duqu Bet」となっていた。Bet(ベート)はヘブライ語のアルファベットの2
番目の文字だ。カスペルスキーは10日公表のリポート最終版でこのタイトルを修正し、
「Bet」を削除した。
カスペルスキーの研究者は、多くの疑問が答えられていないままだと述べている。
例えば、ウイルスがどのように使われ、どんな情報が盗まれた可能性があるかなどだ。
研究者によれば、可能性としては、侵入者はコンピューター、電話、エレベーター、
警報装置に接続されているホテルシステムを勝手に操作することによって、
会話を盗聴し、電子ファイルを盗むことができたかもしれないという。
イスラエル当局者は、米国ないし他の同盟諸国に対してスパイ行動をしていないと
否定している。ただし、イラン全般に対する密接な監視は実行していることを認めている。
イスラエル当局者は、Duquウイルスとホテル侵入に関連した疑惑に関する具体的な
コメントは避けた。